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顔などの肌にできるブツブツの種類と原因

2022.01.04

顔などにできるブツブツの正体は!?種類と原因、対処法

肌に細かいブツブツができると、恥ずかしくて見られたくない、人前に出たくないと思いますよね。

しかし、顔などにできるブツブツは一種類ではありません。原因別にすばやく対処して、なめらかな肌を目指しましょう。

顔などの肌にできるブツブツの種類と原因

ひとくちに「ブツブツ」と言っても、肌にできるものは白かったり、赤かったり、さまざまな種類があります。

代表的な種類と原因、主な治療法を紹介します。

ニキビ

顔や胸元、背中など皮脂の分泌が活発なところに現れやすいニキビ。皮膚科では「尋常性ざ瘡」と呼ばれる立派な病気です。

ニキビができるきっかけは、厚くなった角層が毛穴をふさぐことです。

毛穴にたまった皮脂を栄養源としてニキビ菌が増殖し、炎症を起こすと赤ニキビとなります。

ニキビの初期段階では、皮脂や肌の老廃物が毛穴につまり、白いブツブツ(白ニキビ)が発生します。

この毛穴につまった状態を面皰(めんぽう/コメド)と言い、面皰が空気に触れて酸化すると、黒ニキビになります。

ニキビは初期の段階で治療薬を使うなどして、悪化させないことが大切です。

予防のためには肌を清潔に保ち、保湿ケアで角層をやわらかく保つことを心がけましょう。

また甘いものや油っこいものの食べすぎは、皮脂の分泌を活発にするので注意してください。

あせも

「汗疹」とも書くあせもは、急激な発汗や細菌によって汗腺(汗の出口)がつまり、皮膚の内側に汗が溜まって起こる病気です。

症状が軽いものから順に、透明な膜状のもので覆われた水ぶくれができる「水晶様汗疹」、

かゆみをともなう赤いブツブツができる「紅色汗疹」、へん平に隆起したブツブツがたくさんできる「深在性汗疹」の3種類があります。

あせもは肌と肌、肌と衣類が擦れやすい部分や、汗が乾きにくい部位で起こりやすくなります。

顔の場合は、髪の毛の雑菌が顔についてあせもの原因になる場合があります。

また汗腺の数に比べて体の表面積が小さい子供にも起こりやすい病気です。

水晶様汗疹は、特別な治療を行わなくても数日で症状が治まります。紅色汗疹は、炎症を抑える塗り薬を塗りましょう。

いずれも肌を清潔に保ち、かゆくても肌をかかないよう気をつけてください。

汗をかきやすい夏は、こまめに汗を拭いたり、吸湿性のよい下着や衣類を身につけたりすることも大切です。

毛嚢炎(もうのうえん)・毛包炎(もうほうえん)

毛嚢炎(または毛包炎)は直径1cm以下の赤いブツブツで、内部に白や黄色の膿を含んでいることがあります。

一見、炎症を起こした赤ニキビによく似ていますが、ニキビに見られる芯がなく、皮脂分泌が少なめで乾燥しやすい肌にも発生します。

かゆみや痛みは、ほとんどありません。

毛嚢炎は、毛抜きやカミソリを使ってムダ毛処理をした後に起こりやすくなります。

毛穴に黄色ブドウ球菌などの細菌や真菌(カビ)が入り込むことで炎症を起こします。

ステロイドの塗り薬を長い間使用していたり、汗で肌が湿っていたりする場合も起こりやすくなります。

軽い毛嚢炎の場合、肌を清潔に保っていれば数日で自然に治っていきます。

ただし、症状が長引いたり、頻発したりするときは、皮膚科を受診して治療を受けることをおすすめします。

稗粒腫(はいりゅうしゅ、ひりゅうしゅ)

目の周りやおでこ、頬(ほお)など皮膚の薄い部分にできる直径1~2mm粒状の白いブツブツです。

毛穴の奥にある毛包という袋や皮脂腺に、肌の老廃物や細くて柔らかい毛が溜まることで発生します。

体質に影響されることも多く、小さな子供や若い女性にも見られます。

稗粒腫は炎症を起こしているわけではないので、放置していても問題はありません。

自然となくなることもありますが、肌を触ったりこすったりするくせがあるとできやすくなるので、できるだけ触らないようにしましょう。

 

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