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腸には免疫細胞の7割が存在しているのです
2022.02.11
ビューティーフェイス
2022.02.11
腸内環境が悪化すると、便を形成・運搬するという腸の働きが低下し、下痢や便秘といったお腹のトラブルが生じやすくなります。悪玉菌が発生するガスがお腹に溜まることで、腹部の膨満感を感じたり、おならやゲップが出やすくなる方もいます。
悪玉菌によって生み出される毒素は腸壁から吸収され、血液に乗って全身を巡ります。その結果、口臭や体臭を生じさせたり、肌荒れを引き起こすこともあると言われています。
腸は、栄養素の吸収や便の運搬のほかにもうひとつ重要な働きをしています。それは、口から侵入してくる細菌やウイルスと戦う免疫器官としての役割です。私たちの体に存在する免疫細胞のおよそ7割は腸に集中しており、侵入してくる異物と戦っているのです。
腸内環境と免疫システムには密接な関係があり、腸内環境が悪化することによって免疫力が低下し、風邪やインフルエンザにかかりやすくなると言われます。また、免疫システムの異常は花粉症やアトピーなどのアレルギー疾患にもつながります。さらに最近の研究では、肥満や糖尿病などの生活習慣病にも腸内環境が大きく関係していることが明らかになってきました。
腸内環境の悪化はお腹のトラブルだけではなく、全身の健康トラブルを引き起こす危険性をはらんでいるのです。
では、善玉菌を増やして腸内環境を整えるためにはどんなことに気を付けたらよいのでしょうか?ここでは毎日の生活の中で注意したいポイントを解説します。
腸内環境をよくするためにまず大切なことは、1日3食を規則正しくとることです。朝食を抜いたり夜遅い時間に食事をとったりすると腸に負担がかかって腸内環境が悪化しやすくなると言われています。
肉類中心の食生活は悪玉菌を増やす原因になりますので、野菜なども意識して取り入れるようにしましょう。特定の食べ物がよい・悪いということではなく、いろいろな食べ物を組み合わせることで、多様な腸内細菌が生息できる環境を整えることにつながります。
また、腸内の善玉菌を増やすためには次のようなものを積極的にとるとよいと言われています。
まず、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を直接摂取するという方法があります。ヨーグルトやチーズ、納豆、味噌などの発酵食品を積極的に取り入れるほか、整腸剤を活用するのもおすすめです。摂取した善玉菌は腸内に長く定着できないため、なるべく毎日継続して摂取しましょう。
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