乾燥肌は敏感肌になりやすい
2021.10.22
ビューティーフェイスグランデ
2021.10.22
敏感肌と乾燥肌。
定義の上では、別々の肌の状態です。
しかし、呼び方の違いはあれ、敏感肌と乾燥肌は深いつながりがあります。
敏感肌の人のほとんどは、乾燥肌です。
それは、敏感になったから、肌が乾燥しているのではありません。
肌が乾燥したから、敏感にもなっているケースがほとんどです。
乾燥肌が悪化すると、敏感肌にもなってしまう悪循環があります。
どういうメカニズムでしょうか。
肌の状態を、レンガの壁に例えると、わかりやすくなります。
レンガの壁を想像しましょう。
レンガだけで高く積み上げることはできても、ささいな雨風が加わると、ずれたり落ちたりします。
そうならないよう、通常、レンガとレンガの間には「しっくい」で埋められて、固定されています。
しっくいがあるおかげで、強い雨風が吹いても崩れない、丈夫なレンガの壁が出来上がるのです。
肌は、この状態に似ています。
レンガの一つ一つは、肌の「角質細胞」です。
レンガの間で埋め尽くされているしっくいは「細胞間脂質」にあたります。
細胞間脂質があるからこそ、細胞同士はしっかり固定され、丈夫な肌が出来上がります。
しかし、乾燥肌は、少し違います。
乾燥肌とは、しっくいにあたる細胞間脂質が少ない状態です。
そのため、外部からちょっとした刺激が加わると、レンガが崩れ落ちやすくなる。
つまり、角質が剥はがれ落ちやすくなるのです。
さあ、こうなると大変です。
角質の膜が薄くなることで、外からの刺激に大変敏感になります。
敏感になるから、また余計に角質が剥はがれ落ちやすくなる悪循環になるのです。
こうしたメカニズムによって、乾燥肌は悪化して角質層が薄くなると、敏感肌になります。
乾燥肌は、敏感肌にもなりうるリスクがあります。
乾燥肌は、常に十二分な保湿を心がけましょう。
保湿はすべての人に大切ですが、乾燥肌はとりわけ重視が必要なのです。
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