- ボディケア
なぜ足が第2の心臓と言われるのか…?
2021.11.28
ビューティーフェイスグランデ
2021.11.28
「心臓」は、血液を体全身に送り出すポンプです。
心臓によって動脈へ血液を送り出します。
体全身を一周した後、静脈を通ってまた心臓に戻ります。
心臓を経由して動脈を通して全身に送り出される、という繰り返しです。
ちなみに人間の毛細血管を含めた血管すべてをつなげ合わせると、なんと地球を2周半してしまいます。
それだけの長い血管を、小さな心臓1つから血を送り出していますから、度肝を抜かれます。
血液には、酸素のほか、数多くの栄養分を体全身に運ぶ役割があります。
血液の循環が活発になるというのは、すなわち健康にも好影響があるということです。
人間は、両腕や両足を失っても生き続けられることができますが、心臓を失ったら最後。
心臓が止まれば、体全身の血液循環も止まるため、即、死につながります。
そのため、体の中でも最も重要な器官の1つです。
さて、そんな心臓ですが、体の中に実は「第2の心臓」があります。
どこかご存知ですか。
「足は第2の心臓」と言われます。
なぜでしょうか。
筋肉量には、上半身と下半身とで偏りがあります。
下半身には、全身の筋肉の3分の2が集まっています。
歩くというのは、主に下半身を動かす行為です。
つまり、歩くことは、筋肉の3分の2以上を同時に動かすことになります。
「歩く」ことを過小評価しがちですが、実は体の3分の2以上を一度に動かしていると聞くと、
印象が変わるのではないでしょうか。
全身の、3分の2以上の筋肉を動かすことで、心臓のようにポンプの役目を果たし、
血液の循環がよくなります。
そのため「第2の心臓」と呼ばれています。
さらにもう1つ「心臓」と「足」とで決定的に違う点があります。
心臓の動きは意識的にコントロールできないが、歩くことなら意識的にコントロールできる点です。
心臓の動きは「脳幹」と呼ばれるところが自動制御しているため、意識的に動きを変えられません。
しかし、歩くことは意識的にできます。
ゆっくり動かしたり、早く動かしたりできるため、コントロールが容易な心臓といえるのです。
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