脂性肌の落とし穴
2022.03.08
ビューティーフェイス
2022.03.08
脂性肌の人が陥りやすい悪循環があります。
脂性肌は皮脂の分泌量が多いため、化粧水や乳液を省く傾向があります。
普段から顔がべたついているので、さらっとした肌触りに、強い憧れを抱くのです。
皮脂の分泌が多い人ほど、乳液を控えたい心理が働きます。
自分からわざわざ乳液をつけるのは、気が進まないのです。
しかし、これがよくありません。
悪循環の始まりです。
どんなに脂性肌でも、洗顔料で顔をきれいに洗ってそのままにしておけば、肌は乾燥します。
乾燥すると、肌の新陳代謝のリズムが乱れやすくなります。
新陳代謝が乱れると、吹き出物もできやすくなる。
忘れてならないのは「皮脂の分泌量の変化」です。
肌は乾燥を感じると、少しでも水分量を逃がさないよう、脳が皮脂をもっと出すように命令します。
その結果、余計に皮脂の分泌が増えてしまい、
肌が硬くなって詰まりがちな毛穴に大量の皮脂を分泌してしまうのです。
こうして、いつまで経っても肌が改善されない状況に陥ります。
たしかににきびの原因であるアクネ菌は、皮脂を栄養にして繁殖します。
皮脂のない時間を作れば、アクネ菌の繁殖も抑えられるでしょう。
しかし、そのメリットを帳消しにするほど、肌の乾燥の悪影響は重大です。
どんなに脂性肌でも、洗顔後に化粧水や乳液は必要です。
量は少なくて結構ですから、化粧水で水分を補給し、乳液でカバーしましょう。
やらかくてみずみずしい肌を作ることで、毛穴が開き、皮脂がスムーズに排出されるようになります。
皮脂の分泌量が抑えられ、脂性肌が緩和されて、吹き出物も改善されていくのです。
脂性肌だから、乳液を控えるのではありません。
脂性肌だからこそ、乳液が必要なのです。
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